なぜドル円だけが3桁なのか?佐々木融氏の見解は貴重

2016.8.31

ロイター通信に佐々木融氏のコラムが掲載されています。このコラムは永久保存版です。魚拓をとって保存しておきましょう。

流石は佐々木融氏です。そこら辺のストラテジストとはレベルが違います。一言一言に重みがあります。また、氏の見解に異議を唱える方も多いでしょうが、為替の歴史を振り返るだけでも読む価値ありです。



重要な箇所を抜粋します。

ちなみに、第2次世界大戦が勃発した1939年当時は、1ドル=4.25円程度だったが、1945年8月に戦争が終結すると、軍用交換相場として1ドル=15円に設定され、1947年3月にはこれが1ドル=50円に、さらに1948年7月には270円に引き上げられた。そして、1949年4月に、連合国軍総司令部(GHQ)が発表したレート(一般に利用される相場)は、1ドル=360円となった。

1ドル=4.25円だったドル円は、たった10年間で360円までの大幅な円安になったということだ。これが先進国通貨の中で、ドル円だけが3桁になっている理由である。

要するに、日本という国は、たかだか80年ほど前に現在と同じような政策を採用しており、その結果が現代の為替相場に残っているのだ。4.25円が360円になるのは、120円が10000円(1万円)になるのと同じマグニチュードである。

後世の為替ストラテジストが、なぜドル円だけが5桁なのかを説明する時のキーワードは、「アベノミクス」「量的・質的金融緩和(QQE)」なのだろうか。

2016.08.25ロイター通信より

そもそも「円」は、1ドル1円となるように1871年に設定されたんですね(金本位制)。ところが、西南戦争や世界恐慌が発生したことにより、徐々に円の価値が下落。さらに財政政策を拡張するために、日銀による国債の引き受けを開始。その後度重なる軍備拡張などにより国債が野放図に発行されます。

各方面で昔とは違う(敗戦後に物資の供給量が制限された等々)とか、色々言われていますが、私には「今回は違う(This time is different)症候群」に思えて仕方ありません。

日本に住んでいると、衣食住には困らないし、先進国だから政府も下手なことはやらないだろう、という暗黙の了解があるように感じます。しかし、過去の歴史を振り返り、また現在の日本のグダグダっぷりを見るにつけて、今後も昔と同じような過ちを繰り返して日本円の価値を毀損させるようなことが起きる気もします。

私の心配が杞憂に終わるにこしたことはないのですが・・・

地味にコツコツと
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