ダウ平均の超長期チャートを対数表で表現すると見えてくるもの【後編】インフレは恐ろしい

2016.09.08

今回は前編の続きです。前回の非対数グラフと対数グラフに「インフレ」を加味するとどうなるか、です。

さっそく見ていきましょう。インフレを加味した非対数グラフはつぎのとおりです。

インフレ調整後ダウ平均100年チャート(非対数グラフ)

一瞥してわかるとおり、1982年5月時点のダウ平均が、始点である1915年1月とあまり差がありません。

これは、1960年代のダウ平均の停滞期に、ベトナム戦争によるインフレが重なり、実質的なリターンが著しく減少していることに大きく影響されています。

次に対数グラフでインフレ調整後のダウ平均を眺めてみましょう。

インフレ調整後ダウ平均100年チャート(対数グラフ)

インフレ調整前のグラフが綺麗な右肩上がりを示していたのに対して、インフレ調整後は対数グラフにもかかわらず上下に激しく変動しています。

まとめ

資産運用における資産を目減りさせる3つの要素に、手数料・税金・インフレが挙げられます。今回はその一つであるインフレを取り上げましたが、それがいかに株式投資のリターンを押し下げる要因になるのかがわかります。

昨今は、デフレによる悪影響ばかりが議論されますが、過去の経験に鑑みて、デフレよりもインフレの方がずっと悪影響を及ぼしています。

しかしだからと言って、株式に投資することが間違いなわけではありません。仮に株式投資に回す資金を預金で運用した場合には、そのほとんどが「紙くず」同然となっています。

また、今回と前回掲載したグラフには、「配当の再投資」という重要な要素が抜け落ちています。したがって、配当の再投資を考慮すれば、リターンはずっと押し上げられることになります。

したがって、自分の資産を全て預金で運用することの方が、長期的に見た場合、ずっとリスキーであることは明白です。

「卵は一つのカゴに盛るな」とは至極名言であり、不変の真理なのでしょう。

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